夏が終わり、ゴーヤの収穫の季節を迎えました。ゴーヤといえば料理に使うのが定番ですが、実の中にある赤いタネをそのまま捨ててしまっていませんか?実は、この赤いタネには驚くほどの栄養が詰まっています。今年、子どもが学校から持ち帰ったゴーヤの苗をきっかけに、育てる楽しみと新しい発見がたくさんありました。この記事では、ゴーヤ栽培から料理、そして赤いタネの活用法まで、ゴーヤを余すところなく楽しむ方法をご紹介します!
子どもが学校から持ち帰った夏のゴーヤ
小学校では毎年、さまざまな植物を育てては家に持ち帰るイベントがあります。今年の夏、子どもが持ち帰ったのはゴーヤの苗。牛乳パックに植えられた小さな苗を、昔使った朝顔の鉢に植え替えました。最初は控えめな成長だったゴーヤも、摘心を繰り返してお世話を続けると驚くほど元気に。ツルは隣の鉢まで伸びる勢いでした。「緑のカーテンにしてもよかったかも」と来年への期待が膨らみます。
たくさんの花、でも実らない苦悩の日々
ゴーヤの花が咲き始めたときは家族で喜びましたが、なかなか実が成らない状況にがっかり。小さな実がいくつかできても、大きくなる前に黄色くなって枯れてしまうことが続きました。「どうして実がつかないのかな?」と調べながら、試行錯誤の末に受粉を手伝うと、ようやく2つの実がしっかりと成長!大きくなる様子を見て「収穫はいつにしようか」と話していたものの、最適なタイミングを逃してしまいました。そして寒くなり始めた頃、一番大きなゴーヤが黄色く変色。慌てて収穫して切ってみると、中には赤く熟した種が現れました。

ゴーヤを使った料理と驚きの赤い種
収穫したゴーヤを切りに、豚肉、豆腐と卵と一緒に炒めてゴーヤチャンプルを作りました。自分たちで育てたゴーヤだからか、ほろ苦さもちょうどよく、柔らかい仕上がりに。家族みんなで美味しくいただき、あっという間に完食しました。

さらに、黄色くなったゴーヤの中の赤い種にも挑戦。冷蔵庫で冷やして食べると、種を包むゼリー状の部分がぷるぷるしていて、プリンのような食感!ほんのり甘くて「こんな味だったんだ!」と家族で感動しました。

赤い種の驚くべき栄養素
完熟したゴーヤの赤い種は腐っているわけではなく、実は食べられる部分。栄養も豊富で、次のような成分が含まれています:
• ビタミンC:抗酸化作用が高く、免疫力の向上や美肌効果が期待できます。ゴーヤのビタミンC含有量は100gあたり76mgと非常に多く、なすの19倍、トマトの5倍に相当します。
• 共役リノレン酸:脂肪燃焼を促進し、体脂肪を減らす効果が期待される成分です。
赤い部分はぷるぷるしたゼリー状で、ほんのりとした甘さが魅力。デザート感覚で楽しめる上に栄養価も高いので、捨てずに味わうのがおすすめです。
来年への期待を込めて種を保存
赤い部分を楽しんだ後の茶色い種を丁寧に洗い、しっかり乾燥させてジップロックに入れて冷蔵庫に保存しました。「来年はもっとたくさんの実を育てたい」と思いながら、家庭菜園の計画を練る楽しさに浸っています。今年は試行錯誤の連続でしたが、子どもと一緒に育てて収穫し、味わうまでの過程はとても充実していました。

まとめ:ゴーヤを育てる楽しさを次の季節へ
学校から持ち帰った苗から始まったゴーヤ栽培は、花が咲き、実を成らせ、赤い種まで味わう体験になりました。次回はより工夫を凝らし、ゴーヤカーテンも試しながらもっと収穫を楽しみたいです。ゴーヤチャンプルーだけでなく、ゴーヤの多彩な楽しみ方を家族で共有できた素敵な夏になりました!

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