「別荘って憧れるけど、お金がかかりそう…」と思っていませんか?
実は工夫次第で、思ったよりもコストを抑えることができるんです。この記事では、我が家が実際に別荘を購入・維持している体験から、初期費用・維持費のリアルな金額や、思わぬ出費、そしてコストを抑えるための工夫まで、詳しくご紹介します。
なぜ今、別荘を買おうと思ったのか
2021年、ちょうどコロナ禍の真っ只中。リモートワークが普及し、「家族で自然の中で過ごしたい」との思いから、都心から車で行ける範囲で別荘探しを始めました。
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実際にかかった初期費用とは?
我が家が購入したのは、中古の別荘物件です。土地と建物がセットになっていて、購入価格は1000万円以下と、かなりお得に手に入れることができました。もちろん、それ以外にもいくつか費用がかかりました。
購入時には仲介手数料や登記費用など、諸経費として約50万円ほど必要でした。また、押入のリフォームと床下のカビ除去工事を実施した。その工事費用として約60万円かかりました。
こうした費用を合わせて、トータルの初期費用はだいたい1100万円前後になりました。DIYで対応できるところは自分たちで手を入れたので、費用をぐっと抑えることができたと思います。
維持費はどれくらいかかる?
毎年必要になる維持費には、固定資産税や自治会費、温泉使用料、光熱費などがあります。
固定資産税は物件の評価額によって異なりますが、我が家の場合は年に2万〜3万円程度でした。水道代は自治会費に含まれていて、その金額が年に約4万円。さらに、温泉付きの物件だったため、温泉の利用料として年間約6万円を支払っています。
電気やガスは使用頻度によって変動しますが、我が家のように月に1回〜2回ほどの利用であれば、どちらも数千円レベルで収まっています。こまめに通って使えばその分コストは上がりますが、もともとの単価が安いため、家計に大きな負担になるほどではありません。
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想定外の出費とその対策
田舎暮らしならではの予想外の出費もありました。
例えば、庭木にスズメバチが巣を作ってしまい、駆除業者を呼んだことがあります。そのときの費用は1回で2万円以上。さらに、倒木した木の処理には3万〜5万円かかることもありました。
また、湿気の多い土地なので、定期的な換気を怠るとカビが発生してしまいます。その対策として、我が家では除湿機カライエ、空気清浄機を購入しました。これがあるだけで、室内環境がかなり快適になりました。
こうした出費は避けられないものもありますが、定期的に訪れてメンテナンスや点検をしておくことで、リスクやコストを最小限に抑えることができます。
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コストを抑えるためにやってよかったこと
コストを抑えるために、我が家ではいくつかの工夫をしました。
まず物件は、新築ではなく中古物件を選びました。リフォームを前提にすれば、自分たちの好みに合った空間づくりができますし、初期費用も大きく節約できます。
リフォームや手入れも、できるところはDIYで対応。自分たちで作業すればコストがぐんと下がりますし、家への愛着も湧きます。
また、家具や家電は前の持ち主と相談して、譲っていただいたものを継続して使用しています。
そして、エネルギーコストを抑えるため、薪ストーブを活用。暖房費の節約にもなるうえ、火を囲む時間は家族にとってかけがえのない癒しになっています。
意外とお得?長く滞在した方がコスパ良し
利用頻度が月1回から月2回に増えたとしても、光熱費の差はそれほど大きくありません。むしろ、長く滞在することで得られるメリットの方が大きいと感じています。
例えば、家の換気や手入れが行き届くことで、湿気やカビのトラブルを防げます。また、庭に植えた花や果樹の変化を毎週のように楽しめるのも魅力。椿、梅、桜、紫陽花、金木犀などの花々は、見逃すと次のシーズンまで待たなくてはいけません。
果樹では、イチゴやブルーベリー、ブラックベリーを育てていますが、月1回の訪問だと収穫のタイミングを逃してしまい、鳥や動物に先に食べられてしまうことも。
また、毎週通えば、準備や片付けのルーティンが整い、滞在がより快適になります。短時間で移動して長く滞在できるようになると、気持ちにも時間にも余裕が生まれるようになりました。
まとめ
「別荘って維持費が高そう…」と思っていた方にとって、少しでも現実的なイメージが湧いたらうれしいです。
これから別荘を購入・活用したい方へ、我が家の体験が少しでも参考になれば幸いです。
今後も実際の別荘ライフや、暮らしの工夫をシェアしていきますので、よかったらぜひ【ブックマーク】や【Xのフォロー】をお願いします!
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